好きな分野で活躍

看護師を目指す人の中には、すでに具体的にどういった内容の看護をしたいかという明確な目的を持っている人も少なくないと思います。私の知り合いは看護師になる前から手術室の看護師になりたいと話していました。自分が手術を受けた経験もなく、どういった内容の処置をするのかあまり詳しくはわからないうちからそう思っていたようです。
たまに、テレビ番組で手術している最中の画像が放送されることがあります。そういったテレビを見てそのように思うようになったようです。手術室で働く看護師になるためには、特別に資格は必要ないようです。看護師の資格を取得すれば手術室で看護ができるのだそうです。就職した先の病院で手術室に配属してほしいという旨の希望を出しておけばいいのだそうです。とはいえ、看護師としてのスキルが何もない状態ですんなりと希望が通るのかどうか、実際のところはわかりません。
ほかには、手術室認定看護師、というものがあるそうなのですが、こちらは看護協会が認定してくれるものになるようで認定されれば手術室で働きたい人には強い味方になるものだと思います。しかし、看護師になった人すべてが自分の活躍したい分野で仕事をしているわけではないと思います。本当は違う分野で活躍したいのに、人手不足のために配置換えを願いいれてもらえないこともあるでしょう。自分の希望通りの分野で働くことができている看護師さんは本当に数少ないと思います。それも、離職してしまう退職者が減らないことの理由の一つなのかもしれません。